フリーランス

会社を辞めたときにやったこと

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はじめに

今回は私が会社をやめるときにとった手続きや行ったことを紹介しようと思います。
人によって、会社によって手続方法や内容は多少異なるかと思いますが、参考程度に見てもらえれば幸いです。

1.会社を辞める決意をする

結構、というかかなりしんどくて重要なことです。
今まで働いていた会社をやめるというのは、新しく何かを手に入れるために今持っているものを捨てる、ということなので結構しんどいです。
私の場合は先を見据えると今のままでいるとゆでガエルになってしまう(徐々に湯が熱くなっていって抜け出せずにいると茹で上がってしまうというあれです)という危機感からの退職が主な理由だったので、結構タイミングが難しかったです。
最終的には社長に腹が立ったときに「えいやっ」と勢いで決めた感があります^^;

2.就業規則を確認する

私の務めていた会社では就業規則がありました。
就業規則には「退職願」についての記載がありましたので、退職願を書くことにしました。法的に有効な書面は「退職願」ではなく「退職届」だそうです。
こちらのマイナビさんの記事が参考になりました。

3.退職願を書く

「退職願 書き方」あたりで検索するとたくさん出てきますが、私はエン転職さんの記事を参考にしました。
理由は前の会社を退職したときの縦書き便箋が残っていたので縦書きのサンプルが欲しかったからです^^;
私は字があまり上手でないので何度も書き直しました。手書きをするのであれば、たくさん入っている便箋を用意すると良いと思います。
書き終わったあとは写真で内容を残すようにしました。

PCで作成してプリントしても良かったのですが、なんとなく手書きのほうが誠意があるかなと思って手書きにしました。(今どきプリントと言わずメールでPDF添付でも良いような気もしますが)

一番苦労したのが白封筒を探すことです。
白封筒というのは郵便番号の枠がないただ白いだけの封筒です。
ただの入れ物なので枠があってもいいような気はしますが、白封筒で出すのが一般的だそうです。
色々と探した結果、DAISOにちょうど良いものがあったのでこれを使いました。
https://jp.daisonet.com/products/4984355188872?_pos=1&_sid=7f353c449&_ss=r
私はB5便箋を使いましたが、サイズに合ったものを探すと良いと思います。
近くに文房具専門店が無いようなら、あちこちと実店舗を探すよりネットで探したほうが早いと思います。

4.退職願を渡す

退職願がかけたら次は提出です。
私は社長に直接渡しました。
直接渡すので会話をせねばならず、会話の内容を練って練ってとしていたら前日はなかなか寝付けませんでした…。
私が考えたポイントとしては以下の内容です。

  • 退職するポジティブな理由
  • 退職するにあたって周りへの負担を少なくすること
  • 今まで働かせてもらったことに感謝していること

順番に解説しますね。

退職するポジティブな理由

退職するとき正直にネガティブなことを言うと喧嘩にならないかな、退職手続きをきちんとやってもらえなかったらどうしよう、という不安からポジティブな理由を考えました。
考えた結果出てきたのは、無難に「やりたいことができ、自分の力でやってみたいと考えている」といった内容です。
多少なりとも本当の自分の意見を否定されるのは嫌なので抽象的に伝えました。
本当の理由は言わなくてもいいと思います。世の中建前ですね。

あと引き止められるのが嫌だったので、自力でやりたいということと、既にお客さんがいることを伝えました。
具体的ではないにしろ本当に仕事の話をもらっていましたが、実際に仕事が決まっていなくても自分だけの話ではないことを伝えれば引き止められにくいと思います。

退職するにあたって周りへの負担を少なくすること

仕事を途中で放り出すと周りにも負担になるし、揉める原因になります。なので担当しているプロジェクトが一区切りついた状態にあることを伝えました。
また、必要であれば引き継ぎはやりますよ、引き継ぎ期間ももたせますよ、といったスタンスで話をしました。
実際にどれくらい引き継ぎをするかは引き継ぎ期間によりますが、退職願に書いた希望退職日から逆残すればどれくらいになるかが分かりますね。
私の場合は有給をすべて使った上で退職することを希望していたので、退職日は2,3ヶ月先で引き継ぎ期間は1ヶ月弱でした。一応この内容で会社からは概ね問題ないと返事をもらえました。

今まで働かせてもらったことに感謝していること

これは話の最後に出しました。
終わりよければ全てよし。話の最後はポジティブに終わらせたほうが印象が良いからです。
揉めて会話が終了すると、辞めるまでの間に何を言われるか不安になってしまいますしね。
私は比較的長い間務めていたので、長い期間働かせてもらったこと、色々経験させてもらったことに対して感謝を伝えました。(腹の中ではひどい経験ばかりだなぁと思っていましたがそんなことは表に出さないですよ!)

頑張って練った結果か分からないですが、割とうまく面談は終わりました。
相手は急に来られた話ですが、こっちは事前に分かっている話です。
「こう来たらこう返す!」といったことをある程度練っておいたほうが自分の思う方向に話の舵取りがしやすくなるので、事前にwebやyoutube等で会社の辞め方について色々と情報を集めておくことをおすすめします。

5.引き継ぎ

私の場合は実質引き継ぎに費やした時間は3,4日くらいだと思います。
通常業務をやりながらだったことと、会社から特に具体的な指示をされなかったためです。
主に資料作成(現状のプロジェクトの状態や、プログラムだけ見ても分かりづらい部分の補足など)をし、後任担当者が決まっているものについては打ち合わせをしました。

資料を作るにしても、これを見たときにあれが足りないこれが足りないと言われるのが嫌だったのですが、後任の担当者が真面目な人で決まっているならともかく、そうでもないと資料なんて誰も見ないですね…。
他の会社の人も資料を作ったものの見てもらえなかったと言っていました。

あとは後任の担当者との打ち合わせですが、できるだけ私が悪者にならないように上司の愚痴に付き合う形で話を合わせていました。
後任が快く引き受けてくれるというのはよっぽどやりたい仕事じゃない限り難しいかなと思います。自分が逆の立場だったとしても面倒だなぁと思ってしまいますし。
なのでせめてもの償いと思い、できるだけ後任者の愚痴に付き合ってあげました。
あと、書類や私物の整理は事前に行っておいたほうが最終日に忘れ物チェックをできるので良いです。

6.最終出勤日

諸々の業務を片付け、引き継ぎも形としては終わった状態にしました。
一部の付き合いの深いお客さんについては事前にこっそり退職することを伝えました。
それ以外のお客さんについては最終勤務日にメールやチャットなどのコミュニケーションツールで連絡をしました。
特に連絡をしなくても良いとは思いましたが、私宛に連絡されても見れないのでお客さんが困りますし、礼儀として連絡をしました。

温かい言葉をいただけるお客さんもいれば、そっけない返事のお客さん、そもそも返事をしないお客さんなど様々でした。
幸いにも文句や暴言を言ってくるような気の短いお客さんというのは居なかったです。
もしそういったお客さんが居るときは事前に根回しをしておくか、俺は知らんとばかりに連絡をしないなどの方法もありますね。
できれば有給消化期間中に連絡が来ないようにしておいたほうが精神的に楽だと思います。

あとは職場の関わりのある人達に挨拶をし、菓子折りを持っていきました。
お菓子は個包装のもので、部署の人数の1.5〜2倍くらいあれば十分だと思います。

会社の貸与物は返せるものは返却しました。
健康保険証だけは退職日まで使うので、退職日当日に持参することにしました。

7.有給消化

私はあまり有給を使っていなかったので1ヶ月以上休めました。
基本連絡は取らないようにしていますが、あくまで在籍中なので緊急連絡だけはできるように連絡先を渡してきました。特に緊急になるような事はありませんでしたが、休みの日でもバンバン連絡が来るような会社だと大変そうです…。このあたりは従業員や経営陣のモラルが問われますね。

8.退職日

保険証を返すのと、退職後に手続きをするために必要な書類を受け取りに会社に行きました。
退職後は健康保険や年金の切り替え、退職金や確定拠出年金の手続きなどがあります。
私の場合はフリーランスとして働くことにしていましたので、市役所に手続きに行きました。
失業手当が欲しい方はハローワークへ手続きをしに行くことになりますね。
私はフリーランスになるので手続きをしませんでしたが、2つ前の会社を辞めたときは失業手当もらいました。

退職金や確定拠出年金などの制度がある場合はこれらも手続きが必要になります。
私は退職金は一時金でもらい、確定拠出年金はiDeCoに移しました。
手続きは郵送やネットで行いました。

これで晴れて退職となります。

終わりに

実際には1の前に辞めたときに困らないよう後任を育てるようにしたり、できるだけ属人化しないように仕事をドキュメント化していくといったことを少しづつ進めていました。
あとは辞めてしばらくの生活費を貯めておくとか、仕事を貰えるツテを作る、フリーランスの人に話を聞く……などを並行していました。
できるだけ計画的に、かつ辞めるときはすっぱり辞められるようにしたいですよね。

この記事が読んでいる皆さんの参考になれば幸いです!
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